イチョウ並木を一人歩いて学校へ向かう

季節は冬へと向かって風はとても冷たい

一段と冷え込んだ寒さと一人で下校する寂しさで少し涙目になってくる

いつもならいた君もここにはない。
.......

「なーんて考えてちゃだめだっ!
私らしくない!.....」

私は、植田凛(うえだりん)。高校1年生です!
まあ、みなさんもうわかっていると思いますが....。
最近、失恋をしました。
もともとしていたのですが....、
どうしても元カレのことが忘れられず....
まあ、わかっていた結果なんですが....
ほら、なぜか期待とかしちゃうわけなんですよ。
もともと好き同士だったんだから
きっとまた....なんてね。

♪〜♪〜♪〜

「あ、電話だ。ケータイどこだっけ」
ブレザーのポケットを探り取り出す。
「もしもしー!」
『あ、もしもし凛ー?』
「あ、萌ちゃんどーしたの?」
私の大親友の田中萌。高校は違いますが同級生でとても大切な友達!
『あのね、あのね...
急に凛に会いたくなっちゃった!
今から会えない?』
「なにそれ嬉しい!大丈夫だよ!
会おっ♪」
『おっけー♪じゃあ、いつもの公園に
7時ね!』
「りょーかいいたしたー♪
じゃあねー!」
最近はテスト期間で会えてなかったから
すごい嬉しい....
この間のことも相談しよっ!