そして、月曜日の朝…。
暗闇の教室の中に私達は教室に入る…。
佐野の机の上には、花が置かれてある…。
先生が来たら、佐野の事を話してくれた…。
話しの途中に泣いた女子も数人いた…。
涙を必死でこらえる男子もいた…。
でも、友達の美恵とが

『泣いたら佐野が悲しむじゃろ…』

ってお通夜の前に言われた事を思い出して、私は涙すら出さず、先生の話しを真面目に聞いた…。

『佐野君は、自転車で△□〇号線を6時くらいに学校から家に帰っていている途中、コンクリートががたついた所を偶然に…自転車で踏んで…』

先生は涙をふいた。そして再び喋り出す。

『自転車事△□〇号線の…方に倒れ、バスの後ろタイヤに…引かれてしまって…病院にいったけど、間に合わず…こんな幼い…命を…引き取って…しまいました…。』

先生は喋りながら涙を流した。そしてまた喋り出す。

『家からすごく近かった…。なのに、あそこで…あの道を…通ってなかったら…あんな事にはならなかったはずなのに…』

また先生は涙をふいた。
私は半泣きになっていた。
(私は泣かないって決めた…。なのに涙が出そう…。やばい…。ヤバすぎる…。泣いてしまいそう…。…ああ…。やっぱり泣くよね…?)
そして先生が最後にこう言った…。

『これから5−1・41人はどうしていけばいいと思いますか?
この紙に書いて見ましょう。
後、佐野君のご家族の人に佐野君のいい所を書いておきましょう。』
(え…私達どうすればいいの?そんな事言われてもわかんないよ…。普通通りなんて絶対無理…。だからってどうする事も出来ないなんてなおさら嫌…。)
この先5−1・41人はどうすればいいのかなんて誰も答えなかった…。