いつもより早く目が覚めた

今何時かな‥…

時計をみると6時過ぎだった
隣では裕平が寝息をたてていた


裕平さんの寝顔なんだか幼い
ほっぺたもプニプニしてて気持ちいい…

頬をつついていると裕平が目を開けた

「おはよう。今何時だ?」

「…ぉはよう。今6時15分だょ」

「そうか。」

言うと裕平は結華を抱きしめてから
着替えを持って浴室に行った。

…私も起きよう。

歯磨きをしていると鏡に裕平がうつった

「すまん、気付かなかった。
そこのバスタオル取ってくれ」

置いてあるバスタオルをとり
裕平を見ないようにして渡す

「俺向こうで服着るから。
終わったら声かける。」

頷くと裕平は浴室から出て行った。
寝癖をなおしおえると

「終わったぞ。」

浴室のドアを開けながら言う

「ノックぐらいしてよね」

「すまん。次からはノックする」

リビングに戻ろうとすると

「今日どこ行きたい?」

「特に無いけど…裕平さんは?」

「俺も特にないかな。
着替えでもしながら考えとけ。」

「うん。」

服を選びながら考えてると
ドアをノックされた

「入ってもいいか?」

「うん。」

「どこに行きたいか決めたか?」

「行きたい場所決めるどころか
服すら決められない‥…」

「おいおい…」

裕平はため息をついた

「今日は天気がいいし暖かいから
ワンピースにしたらどうた?
昨日小林たちと出かけたときに
買ってただろ?」

「あれは‥…その‥……」

「なんだ?見せて見ろ。」

「わかった。着替えるから
リビングにいて。」

「あぁ。」

裕平をリビングに行かせ
昨日買ったばかりの服を着て鏡をみる

おかしくないかな…


「裕平さん…」

リビングに行くと裕平はソファーに
座ってくつろいでいた。

「着替えすんだのか」

裕平は振り向いて固まった

「そんなに似合わないかな?
似合わないよね‥…ぁはは」

「…そんな事ない。」

「そぉ…?」

「あぁ。じゃぁ出かけるか。」

「うん。あっバッグ忘れた。」

「玄関の外でまってる。」

バッグを取り裕平のもとへ行く

「待たせてごめん。」

「気にするな。行くぞ。」

裕平は先を歩く

「結華。」

「なに?」

「すごく可愛い。」

「…ぁりがとう。裕平さんこそ
すごく格好いい。」

「知ってる。が、ありがとう。」


裕平の手を握り車に向かった。