食事を終え片付けをしてる姿を
眺めてくつろいでると結華の携帯が鳴った

「裕平さん携帯見てくれない?」

「見ていいのか?」

「うん。今手離せないし。」

携帯をみるなと言われたことはあったが
みてと言われたのは初めてで驚いた

「小林からmail来てるぞ。」

「秋那なんて?」

…内容みていいのかよ

「mailってプライベートな事だろ?」

「急ぎだったらいけないから見て。」

確かにそうです…

みてと言われてるのに
悪いことをしてる用で気が引けた

「明日なにを着ていくのかって。」

「私も何にするか迷ってるんだった。
裕平さんスカートとショートパンツ
どっちがいい?」

…どっちがいいって
明日なにがあるんだ?

「見ないと分からん。」

「それもそうだね。こっち来て。」

急に手を引かれ寝室に連れて行かれた

…なにをするつもりなんだ
もしや…まさかな。

「どっちがいい?」

ですよね…
なに期待してたんだ…俺……

ショートパンツとスカートを見比べ

「ショートパンツかな…。
大人っぽく見える。」

「じゃぁショートパンツにする。」

部屋に裕平を残し結華はリビングに戻った


ーーーーーー 

時計をみた結華が

「裕平さん帰らなくて大丈夫?」

「もぉこんな時間か…。結華といると
時間の進むのが早く感じる。」

「えっ…。私も今同じ事思ってた…。」

…まだ一緒いたいけど
病み上がりだから帰るか

「そろそろ帰る。」

「…うん。」

帰りたくねぇ…

玄関に向かおうとすると服を引かれた

「昨日言われた条件クリアしてないけど
裕平さんの家に泊まりに行ってもいい?」

マジですか?
…俺的には嬉しいが……

「何か聞かれたらどうするんだ?」

「友だちの所に泊まったって言う。
それにお母さん帰ってこないだろうし。」

…なるほど

「わかった。けど本当にいいのか?
なにするか分からんぞ?」

「それでも裕平さんともっといたい。」

ストレートに言われて照れくさくなった

「なら準備して来い。」

準備をしにいった結華を待ちながら
シャワー浴びとけばよかったと
後悔してるとバッグを持った結華が来た

「俺が持つよ。」

バッグをとり手を出す

「俺様と手繋げるなんて光栄に思えよ。」

「それはこっちのセリフ。」

…冗談言い合える相手がいるのっていいな

そぉ思うとこの時間を終わらせたくなくて
家に帰る道がもっと長ければと思った


ーーーー

ドアを開け

「どうぞ。」

「おじゃまします。」

「俺風呂行ってくる。適当に座っとけ。
あっそれと。また覗きたくなったら
ノックしろよ。服着るから。」

笑いながら冗談を言ったが
浴室に行く間ドキドキしていた

結華なにしてるんだろうか

考えると早くあがりたくなって
急いでシャワーを浴び
本を読んでる結華のもとに行き
目隠しをする

「本が読めないんですけど。」

「それ俺の本なんですけど。」

結華からいい匂いするな…
って俺なに考えてるんだ……

「俺より本がいいのか?」

言いながら結華を抱きしめる

「後ろから抱きつくの好きなんだね。」

「イヤか?」

離れようとすると結華が手を握りながら

「ううん。守られてるみたいで好き。」

「結華。」

…可愛い

「なに?」

振り向く結華にキスをした

「…好きだ。お前は?」

答えずにキスをされた

「ちゃんと言葉で教えろ。
お…結華がここにいるのが夢のようで
消えてしまいそうで怖いんだ…。」

怖いことなんてないはずだったのに…

急に抱きしめられた

「消えたりしないょ?だから安心して。」

「あぁ…。」

結華に抱きしめられて安心した

「裕平さん…好き……。」

好きと言われ嬉しくてキスをした。
結華は後ろに倒れていき
支えられなくなってしたった。すると

「…ぃっ。」

「どうした?」

驚いて離れると

「髪留め外すの忘れてた…」

まだ早いって事だな…

「なに?」

無意識のうちに笑っていたらしく
聞かれたが本当の理由など言えるはずなく
他の理由を探してると

いいのミッケ。

「今気がついたけどお前その服
裏表逆になってるぞ。」

「えっ!?!?」

コイツといるといつも笑ってる気がする

「最悪‥…」

「本当お前といると面白い。」

落ち込んでるようにみえたから
慰める意味で頭を撫でながら

「そろそろ寝るか。明日部活あるし
また今日みたいに倒れられても
助けられないからな。」

「明日部活なの?」

「あぁ。俺ソファーで寝るから
結華は布団使え。」

「ありがとう。」

「おやすみ。」

「おやすみなさい。」

ソファーで寝るのも悪くないな

「ねぇ…」

「なんだ?」

環境が変わると眠れないタイプなのか?

考えてると

「一緒に寝てくれない?」

「お前本気か?」

予想しえない言葉だった

「…うん。ダメ…だよね……。ぁはは」

ダメなはずあるか。

「少しあけてくれ。そっちに行く。」

「うん。」

布団に入ると腕枕をした。

…こんな寝方でいいんだろうか……。 


ーーーーーー

アラームの音で目が覚める。
隣では結華が寝息をたてて寝ていた。

寝顔も可愛いな。
写メっとこ。


バレないか怖かったがなんとか撮れた。


ずっとこうしてたいな…。
部活休みにするかな…なぁんて事出来ないか

気持ちよさそうにしてる結華を起こす

「おい。結華、起きろ。」

「ぅーん。」

可愛いっ。

「おい。結華、起きろ。」

体を揺すりながら言うと
抱きつかれた。

「ぉい。結華。起きろ。」

3度目で結華は目を開けた。頬をつまむと

「痛っ。」

「やっと起きたか。お前寝起き悪すぎ。」

おかげてお宝写真撮れたけど…

「な…なんで裕平さんが一緒に寝てるの?」

「なんでって俺の家に泊まって
一緒に寝たいって昨日お前が言っただろ」

忘れてたのかよ…

「そうだった。ごめんなさい。
久しぶりにぐっすり寝れた気がする。
それになんだか夢見てる気がして…。」

「気にするな。俺も寝坊するまで
ぐっすり寝れた。」

なんてのは嘘だかな。

結華が支度をしてるうちに
朝食とコーヒーをつくってると

「なにしてるの?」

「朝飯の準備だ。
口に合うか分からんがな。」

支度を終えた結華がきた

「いただきます。
裕平さんは食べないの?」

「朝はコーヒーだけだ。」

「お腹すかない?」

「いつもならすかないが
今日は少しすいてる。」

「はい。」

パンを差し出された

「結華が食べろ。」

「こんなに朝から食べれないよ。
ほら、口開けて。」

「……。」

「あーんして。」

しないとずっとされるな…。

観念して口をあけると

「お利口さん。」

ケチャップつけた子どもに
子ども扱いされるなんてプライドが許さん

「お前口にケチャップついてる…」

ケチャップを指ですくい舐める


ーーーーーー

「結華今晩どうするんだ?」

部活の準備をしながら聞く

「家に帰るつもりだけど?」

「1人なら泊まりに来るか?
明日俺も休みだから
どこか出かけないか?」

「いいの!?!?」

「あぁ。」

答えると抱きついてきた

「朝から元気だな。」

頭を撫でながら結華をみる

「お前いつもより大人みたいだ。」

「そぉ?ねぇ裕平さん髪あげてるのと
ほどいてるのどっちがいい?」

「俺に聞かず自分で考えろよ。」

「だって決めれないんだもん。」

優柔不断なんだな。
俺もだけど。

「今日は暑くなるらしいから
お団子にでもしろ。」

「そうだね。さすが寝癖星人。」

背伸びをしながら
寝癖をなおしてる結華に
静かにするようキスした。

「朝からうるさい。」

「なぁっ。」

赤面してる

「そろそろ出るぞ。」

「うん。」

歩いて行こうとしてるのを呼び止め
車に乗せると頬にキスされた。


結華を待ち合わせ場所まで送りとどけ
部活に向かった。