靴箱につくと

「結華おはょ~。」

言葉とともに後ろから抱きつかれた

「明莉おはよぅ。朝から元気だね。」

「明莉は元気だけが取り柄だもんね~。
 結華おはよぅ。」

「秋那おはよぅ。」

「元気だけが取り柄って秋那ヒドィ…
 いつも笑顔なのが
 私のチャームポイント
 なのにぃ~。」

「ひどくないょ~。だって事実だし。」

「確かに。」

「2人ともヒドい(TOT)」

話しをしながら3人で教室に向かう

私達の通う高校は農業の専門校だ。

クラスの女子は秋那と明莉と私の3人だけ


おしゃれで可愛い秋那と

いつも笑顔で元気な明莉

そして地味な私。


周りからするとアンバランスだが
かなり仲良しだ。


私が初めて2人と会ったのは入試の時だ

集合場所がわからず戸惑っていると

「どこの学科受けるの?」

と声をかけられた

「農業科だょ。あなたは?」

「私もっ。私秋那って言うんだ。
よろしくね。」

「私は結華。よろしく。」

軽く自己紹介をしてると

「ねぇねぇ。農業科受けるんだけど
場所しらない?」

突然声をかけられた

「今私たちも探してるとこ。」

「そうなんだ。一緒だね!!
私明莉よろしく。」

これが3人の出会い

入学してから卒業まで持ち上がりだから
クラス替えの心配もなく3人一緒だ。