寝癖から始まる恋!?


走ってる間涙がとまらなかった 

…私が覗いたのが悪いのに
裕平さんにバカだなんて言って…
怒らず優しくしてくれたのに
意地張って…ちゃんと謝ればよかった…


家に帰り着いて鍵を開けようとして
裕平の家に荷物を忘れてきた事に気付いた


…荷物どうしょ……
とりに行かないと家に入れない…
けどとりに行くの気が引けるな…

「結華」

玄関の前にしゃがみ込んでると呼ばれた
顔を上げると
裕平が息をきらせてたっていた

「お前急に飛び出したと思えば
荷物忘れていっただろ。」

「ごめん…なさい…。」

「謝るな。
謝らなければならないのは俺の方だ。
結華が照れてるの分かってたのに
つい苛めたくなって…やりすぎた
謝ろうと思うのについ意地張って
お前を傷つけた。すまん。」

裕平は泣きそうな顔をして結華に謝った

「裕平さんは悪くないょ。
着替えるって言ってたのに勝手に覗いて
裕平さんにヒドいこと言って…
本当にごめんな……」

言い終える前に
裕平は結華を抱きしめキスをした。

「……。」

「…。」

2人はなにも言わずにただ見つめ合った

「俺の家に戻って飯食うぞ。」

裕平は照れくさそうに話しながら
手をさしだした

「…うん。」

結華は裕平の手を握り裕平の家まで戻った


食事をすませて片づけをすませてから
勉強を教えて貰った。


時計をみると10時を過ぎていた。


「そろそろ帰らなきゃ。」

「泊まっていくか?」

「…うん。」

裕平は冗談のつもりで言ったが結華は
真面目に答えた。 裕平は少し考え

「クラスの中で5位以内にはいってたら
泊まりに来て良いぞ。」

「わかった。私絶対5位以内になるね。」

結華は俄然とやる気が出てきた。