「あっ。また寝癖あるょ」

この一言が朝の挨拶代わり。

「えっ!!朝シャワー浴びてから来たのに!?」

急いで髪に手をあて寝癖を探し

「寝癖ねぇじゃん。」


「えぇ-。でも後ろ側にあるよ?笑」

寝癖になっている所を触ると


「手が届かなかったんだょ…。
はぁ-。
今日は完璧のつもりだったのに……。」

うなだれながらはねている髪を押さえてる


「ふっ。まぁ、先生らしいから
いいんじゃない?」

笑いながら先生を見ていると

「寝癖が俺らしいって。。。」

落ち込む先生を見て

「寝癖が悪いって事じゃないよ!?
 だって寝癖があるの先生だけだから
一目で分かるし!!」

胸を張って言う私に先生は

「全然フォローになってないし…。
 てか、どんだけ俺の事見てんの?」

「寝癖あるの先生くらいですょ?笑」

悪戯な笑みで先生を見るとばつが悪そうに

「早く教室行け。朝のHR始まるぞ。」

と言いながら寝癖をなおしてる

「わかってますょ~。」

そぉ言うと私は教室に向かった。