資料を生徒会室に運びおわり



『………………ら、き』

俺の名前をたどたどしく呼ぶ


その姿がかわいく思えてしまう

………………どうしたんだ、俺?



『………………手伝ってくれて、
……あり…が…とう………………』


弱い いつもと違う

美姫の本当の姿……


可愛らしく、愛おしいような


羅綺「…どういたしまして」

俺はそう言って 美姫の頭を撫でた







………………本当に

俺はどうしたんだ?