軽くなった……?

そう思って 手元を見ると


………………何もない……?



上を向くと

『ぁっ 八王子』


羅綺「お前…………
……ムリしてんなよ……」


心底 呆れたような
心配したような声で言う


『……別にムリなんて…』


羅綺「これのどこがムリしてないって?

この量は男子で重いかなくらいだぞ」


むっ
『だから 女扱いしないでって』


羅綺「そういうことじゃねぇよ
なんで 他のやつを頼らない?」