君の隣で


美姫SIDE


『…ん……』

目蓋を開けると
視界に広がる真っ白な天井


少し力を入れて上半身をおこすと

ベッドに伏せて寝ている羅綺…



……なんでいるのよ…………………

そっと髪にふれる


『羅綺が…羅綺がRANAさんと
仲良くしててくれたら……

ここにいるのが、羅綺じゃなかったら、


…………私はーーーー』


ーー諦められたのに……

そうつづくはずだった言葉を
ぐっと飲み込む

それは、