君の隣で


気まずさが少し薄れた気もするが

やはり気まずさがあることにかわりはなくて


………好きを隠すのがこんなに難しいとは思ってもみなかった


今だって 隣で寝ている羅綺を無意識のうちに見つめていて

心臓の鼓動がおさまることを知らないようだ


起きてるうちはみつめるなんてできないから、今だけ今だけだからっ



そう思いながら
こんどは意識的に羅綺に見つめる


サラサラの漆黒の髪
ほどよく焼けた肌
睫毛はすごくながいし
鼻筋が通っていて

ホントに整っててすごく、キレイだ