溺愛王子とヒミツな同居




ほんとに



本当に



大くんなんだ。



思わぬ再会に、ポロッと涙が1粒頬の上を滑っていく。



それに驚いた大くんは、私に近付いてきてポンッと頭に手を乗せた。



「何泣いてんの。ちゃんと約束……守ったろ?

まりや、久しぶりだな」



また、ドキンと鼓動が音をたてる。



昔の面影を少し残して、



でも、大人っぽく笑ったその笑顔に見惚れてしまった。



カッコイイ……。



1年前に偶然出会った男の子。



2年生になって、同じクラスメイトになった男の子。



他の人になんて全然興味がなかった私が唯一、



心のどこかで気になっていた男の子。



私がずっと会いたくて、待っていた初恋の人。



1年も前に再会していたなんて、知らなかった。



初めて見た時から、何かを感じていたのは、



偶然じゃなかったんだね。