「……私……ちょっと」 小さく漏れた声に、みんなが私を見る。 ベンチから立ち上がると、自分でもどこへ向かおうとしてるのかわからないくらい動揺しているのがわかる。 「今日は、帰る……」 無意識に震える声でそれだけ言うと、出口のゲートに向かって走りだす。 「まりや……!!」 大翔君と栞の声が後ろから追いかけてきたけど、どうしていいのか、もうわからない。 今日1日を楽しい日にしたいって思ってたのに、どうしてこうなっちゃったの……。 谷山君が、私のこと好きなんて……。