溺愛王子とヒミツな同居




冗談で言ったんだろうけど、私をからかうには十分な言葉で、新婚という言葉に過剰に反応を示してしまった。



「すぐ赤くなるね。将来ヒロとそういうふうになりたいとか考えてたわけ?」



言葉が詰まるくらいの突然すぎる問いに、耳まで熱くなるのに頭は上手く働いてくれない。



違うと首を横に振ると、頬杖をついて私を見つめてくる。



「そうだよね。それまで長く付き合ってるかもわからないしね~。

そうだ、ヒロが帰ってくるまで、ヒロのどこが好きなのか教えてよ」



またまた困った質問に、喉の奥で小さく声が出る。



何を思ってこんな質問してくるのかわからない私は、困りながらも何とか答え始める。



「大翔君の好きなところは……カッコイイところはもちろんだけど、それだけじゃなくて、すごく優しくて頼りになって、たまに見せてくれる笑った顔や照れて赤くなるところが可愛くて。

落ち込んでる時でもすぐに気付いて背中を押してくれるような言葉をくれるし、いつもストレートに気持ちを表現してくれる。

みんなは口悪いってよく言うけど、それも優しさの裏返しなのかなって。

話してるのを見てればわかることだし、裏表がないからみんな大翔君の周りに自然と集まってくるんだと思う。

それも魅力だと思うし、そんな大翔君だから家族や友達を大事にできるんだと思うし、すごく心が広くて温かい人なんだなって。

一緒に生むようになって、色々な表情を見てきたからわかってきたこともたくさんあって」



最初は、戸惑いながら答えてたはずなのに、大翔君のことを想いながら話してるうちに、私の口からは彼に対する想いが溢れ出ていた。



夢中になって話していることにハッと気付いて、慌てて口をつぐむ。