溺愛王子とヒミツな同居




栞が言ってた“どこまで”ってそっちのこと!?



やっと意味を理解した自分が余計に恥ずかしくなって、真っ赤になってるであろう顔を俯ける。



「はっは~ん。その顔は……。身に覚えがあるってことだな?
もう! まりや、あんたってば可愛すぎだし!!
これは、松っちゃんも苦労の連続だろうねぇ」


バシバシと軽い力で背中を叩いてくるけど、これも結構痛かったりする。



「若いって素晴らしい!! 松っちゃんもあんなクールそうに見えて、実は……な奴だったかぁ!

順調そうで何よりじゃん。ほんと良かったね。
何かあったらいつでも相談に乗るし、2人で仲良くやりなよ」



1人で盛り上がって笑ってる栞に、これ以上追求されたらどうしようかと思ってたけど、意外にもそれ以上は何も言わなかった。



「うん、ありがとう」



嬉しくて顔を綻ばせながら、今の幸せな気持ちと同じように、どこまでも広がる澄んだ青空を見上げた。