「とぼけちゃって~! どこまでって言ったら、手繋いだとかイロイロあるだろ、イロイロと!」
あ、そういう“どこまでいった?”って意味なんだ。
この時、私が思ってた、“どこまで”と栞が期待してた“どこまで”の意味が違うということに気付かなった。
「手は……小さい頃から繋いでるし、付き合う前も、その……大翔君から繋いでくれたよ」
「うんうん、それで?」
「え? それでって、他に何かある?」
「……」
首を小さく傾げた私に、栞がまた固まって動かなくなった。
「そうじゃなくて、恋人同士の盛り上がりはないのかってことだよ! 例えば、抱き締めあうとかキスとか」
ストレートにそんなことを大きな声に出して言う栞に、私の方が赤くなってどうしたらいいのかと、目をキョロキョロさせる。

