びっくりしちゃった。
大翔君とのことをちゃんと言うつもりではいたけど、まだ何も言ってないのにバレちゃったのかと思っちゃった。
私の反応を見て、自分の勘が外れたと思った栞は、退屈そうに明後日の方を向く。
「何だよ~。まりやの片想いが実ったのかと思って、つい興奮しちゃったじゃん。
深い意味はなく、ただ弁当作ってもらってるってだけだったか。ざーんねん」
ミニトマトを口に放り込み、あぐらを掻いて座る栞に、私の顔がまたジワジワと熱くなる。
いつ言おうかタイミングを見計らっていたけど、今なら言える気がして崩していた足を正して、正座すると栞を真っ直ぐ見る。
「あのね……実は、大翔君とお付き合いすることになりました」
一気にそう言うと、退屈そうにしてた栞のテンションが舞い戻ってきた。
「うっそ! マジで!? マジで付き合うことになったん!?」
コクンと首を縦に振って、深く頷くと栞が思いきり抱き着いてきた。

