神様はチャンスをくれた



あなたが
あたしに団長用のハチマキを
あなたに巻かせてくれた。



何も喋ることなく
無言に結ぶあたし


それを待つあなた



そしてあたしたちの空間も
無音だった



周りには人がいるのに
音が聞こえない



まるで
二人だけの空間みたい


あたしが
ハチマキを結び終えると


彼は笑顔で囁いた。