それから一週間。
今日は日曜日。
美愛の退院の日。
やっと明日から一緒に学校行ける。
クラスのみんなも美愛が学校くるの楽しみにしてたし。
「柊弥ー!」
美愛の腕の怪我はまだ治っていなくて、今だに包帯をつけている。
「美愛…。お前まだ腕治ってないのにそんな動くな…」
「あっ!そうだったっ!
だって明日から学校だよね?
あたしすっごい楽しみっ」
こいつの回復力って凄すぎるだろ。
一ヶ月でこんな元気になるか?普通。
まぁ、よかったけど。
「はいはい。よかったね」
「もうー!柊弥だってあたしいなくて学校つまんなかったでしょっ?
なんてねっ、冗談っ!」
「…つまんなかったけど」
俺は美愛の目をまっすぐに見て言ってやった。
「はわ…わわわ…っ」
すっげー照れてるし。
「もーっ!意地悪だねっ柊弥はっ…」
「それ何回も聞いた」
「何回もそうゆう事やるからっ」