彼は冷めた王子様


ペンキがある教室に着いた。

ガラララ

遅かった…。俺は…。

倒れて血を流している美愛の上には長い鉄のパイプ。

美愛のそばには朝の女。

う…そ…だ。

「美…愛…?美愛!!!」

俺は鉄のパイプをどけようとした…けど重い…!

けど助けるんだっ…!

俺は鉄のパイプを力振り絞って美愛からどけた。

俺は急いで救急車を呼ぶ。

「…美愛…!無事でいてくれ…!お願いだから…!」

そう言って今度は朝の女の正面にいる。

「なんでこんなことしたんだよっ!!」

怒りが抑えられない。

「だって美愛先輩が邪魔なの。あたしは柊弥先輩がほしいの」

「お前!!なんなんだよ!一生許さねぇ!俺の前からはやく消えろっ!」

俺はそれだけいって美愛が乗る救急車に一緒に乗る。