まあ。これでそん嫌な事もふっとぶわけですが。

俺の嫌な事を吹っ飛ばせるこいつの笑顔ってどんだけすごいの。

きっとすっげー俺にとってデカいもの。

「美愛…なんでそんな朝から元気なの」

「えー?!そうかな?」

元気すぎてついていけねぇ。

「ラブラブねぇっ」

そういうのは佐久間 彩…だっけか。
美愛の親友だよな。

こいつとはまだ他の女よりはしゃべれる。少しだけど。

「彩ー!照れちゃうよっ!…柊弥が!」

はい?

「俺が?」

「うん!」

しゃあねぇ。いじってみるか。

「可愛い、美愛」

「えっ!なにいってんのっ…柊弥っ!」

めっちゃ赤い美愛の顔。

「照れてるのはどっちだよ?」

「もうっー!小悪魔だっ柊弥はっ!」

照れてるこいつはすっげー可愛くて誰にも見せたくねぇ。

「はいはい」

ポンポン頭たたいてくるけど痛くねぇよ?逆に可愛いって。

こんなこいつにベタ惚れかよ、俺。