「誕生日おめでとう」

あたしはそう言ってプレゼントを渡した。

「…見てい?」

「うん!」

あたしが柊弥のプレゼントに選んだのはーーー。

柊弥がいつもつけてるブランドのブレスレットと…
一緒に買い物行った時に欲しそうに見ていたバッシュ。

「最初はね?なんでバッシュ見てるんだ ろ?って思ってた。
けど、恭聖にきいたの。

柊弥は学校じゃない高校生チームでバ スケやってるんだよって。

柊弥はその練習で疲れてるはずなのに
あたしにそのそぶりを一切みせないで
笑ってくれてる。

それを聞いてあたしがこのバッシュ
買ってプレゼントする!って思ったの


勝手に聞いちゃってごめんね?
だけどーーー…」

グイッ

あたしは今柊弥の腕の中。