「お前はショートケーキすきだよなぁ」

「うん!このショートケーキ、苺の飴が
上にのってるのっ」

それを柊弥はいきなり手にとった。

なにするのかな?と思ってるとそれをいきなり自分の口にいれた。

「えー!食べたかったのにーっ!うぅ」

あたしの大好きな苺の飴。

「口、あけろよ」

「え…?」

コロッ

あたしの口の中に少し温かくなってる苺の味。

これは…今さっきまで柊弥の口の中にあった苺の飴…。

柊弥はこっちを苦笑いして見てきてる。

ま、まさか…この飴は柊弥から口移しされたものっ…。

あたしの体温はどんどん赤くなっていく。

それからあたしたちは色々な所にいった。

そしてー。

「もう8時半かー。外でよーぜ」

外へでて近くにあったベンチに座る。

今しかない。

「柊弥、目つぶって?」

「ん?あ、あぁ?」