は?

嘘…。

嘘だって言ってくれよ?

お前、俺の幼なじみだろ…?

ましてや俺と美愛の関係を1番知ってて協力してくれた人だし…。

「言っとくけど、本気だから」

今わかった。こいつは本気だ。目がいつもと違う。

「…そんなの勝手に好きになれば。
俺は相手が仲いいお前だとしても…

あいつを渡す気なんてねぇから」

「…そういうと思ってたよ。
俺はお前からあいつを奪って見せる」

「奪えるもんなら奪ってみろ」

なんかさっきからため息ばっかだ俺。

俺には、美愛を狙うライバルなんかめっちゃいた。
そんなのいつも気にしなかった。

けど…今恭聖から宣戦布告されて…わかったんだーー。

俺、少し不安になってる。

それは、相手が恭聖だから…。

こいつは俺とずっと一緒にいるし、心を見透かされる事だってある。

だから…怖いんだ。

もしとられたらって…。