彼は冷めた王子様


「ん。」

柊弥の手には光るネックレス。

「あ、やっぱちょっと後ろ向いて」

「ん?うん?」

あたしはわけが分からずに後ろを向く。

シャラッ

一瞬に首には柊弥が買ってくれたネックレス。

「しゅう…や…」

柊弥の首にもあたしのと同じ物が光る。

「なぁ?分かってる?今日なんの日か…」

「え…?」

「2ヶ月記念日」