彼は冷めた王子様


「…颯太…」

肩が震える。

やだ。これ以上好きになった人に裏切られたくない。

もう一回あんな思いをするくらいなら人を好きになんかならない…。

やだ。やだよ…。

行かないで?おいてかないで?

1人は怖いよ…。

「…うっ…やだ…やだよーーーっ…」