彼は冷めた王子様



「柊弥。お前は悪くない。

いつ怪我するか分からないことはお前が一番分かってんだろ。

お前はここ最近誰よりも練習頑張ってた。

それだけバスケが好きなんだろ?

お前は諦めなかった。

誰よりも頑張って諦めなかったやつを誰も責めるわけないだろ…?

だから自分をそんなに追い詰めんな。

またがんばっていけばいい」

「恭聖…お前どんだけいーやつなの」

「え」

「…また来年まで頑張る事にした」

「おう!」

俺たちは拳を合わせて…。

「また来週から練習はじめるからな。

じゃあ、解散!」


「「うぃす!」」