彼は冷めた王子様



「緑星バスケ部集まってー」

みんなは俺と恭聖を囲むように集まった。

「みんなお疲れ様。

試合、4点差で惜しかった。

けど初めての全国にしてはよくやったよ。

みんな最後まで諦めなかった。

練習した時間は俺らもここにいる全国を勝ち進んでく人もそんなに変わんない。

だから後は技術だけ。

来年は全国の上を目指してこれから練習頑張ろう」

「「うぃす!」」


俺は後悔でいっぱいだった。

俺がもし怪我しなかったら勝ててたかもしれない。

なんでこんな大事な日に怪我すんだよ…。