柊弥はちゃんとあの一年生に言えたのか。 まぁ、あいつのことだから大丈夫だろ。 して、俺は今、美愛の病室の前にいる。 よし。 コンコン 「はぁーい」 懐かしい。今回は2回目で初めてお見舞い行ったのなんてずいぶん前だから。 「美愛〜」 「あ!恭聖くん!」 もう6時を過ぎていたから空は真っ暗だったが彼女の笑顔は変わらず明るかった。 「ね!恭聖くん!屋上行こうよ。 星、見たい」 「いーよ、行こうか」