彼は冷めた王子様



「けど…あいつはもう俺の事好きじゃなくなっただろ…」

「お前はこのままでいいのか?

あいつはお前を好きに決まってるよ。

いつだって真っ直ぐにお前を見てた。

お前をいつも応援してくれたのは美愛だろ?

あいつはまだお前が好きなことくらいさっしれよ…!」

「全国大会終わったら…伝える。
俺の気持ち」

「あぁ…」

そうだった。

俺はいつも美愛に支えられてた。

いつもそばにいて応援してくれたのはお前。

お前がいなくなったらって考えてなかった。

「俺、その後輩ってのに会ってくる」

「あぁ。俺、その子に前アドレス聞かれて知ってるから連絡するわ」