「しゅ…う…やっ」

柊弥の手にもあたしと同じ指輪。

「ずっとお前欲しがってただろ?

俺とペアの指輪」

柊弥はあたしを近くのベンチに座らせてから抱きしめてくれた。

「しゅ…うや…嬉しすぎるよ…っ。
ありがとうっ…」

「よかった…」

「柊弥は…ずるい…よ?
あたし…ばっかりドキドキさせられてる…」

「俺だってお前にドキドキさせられてばっかだって…」

「うっ…柊弥…好き…大好き…だよ…」

「俺も大好きだよ…愛してるよ…。

もう離せらんないくらい好きだ…」

「あたしもっ…」


あたし達は唇を重ねた…。

それはとても甘いキスの味。