彼は冷めた王子様


「俺な、毎年友達とこの時間にここに来てた。

今年は美愛と2人で来れてよかったよ」

「それは嬉しいな〜」

「あと5分…」

あたしはなにがおこるのかもわからず平然としていた。

「気になる…」

「だめ。あと3分待て」

あたしは雪の音を聞きながら…。

「あと30秒…」

シャンシャンシャン

「5、4、3、2、1…」


バシャーーーッ