彼は冷めた王子様


なんか酸素薄くなってるような気がする。

「ねー美愛、酸素吸うの少しキツくない?」

「うちも今思ってたっ」

「確かに」

「…山だからな」

あたしの手も冷たくなってきてる。


「…柊弥、あたしの手…冷たくない?
大丈夫?」


「ん。そんなん全然大丈夫だよ。

繋いでればあったかくなるって」

「うん…」

きっと冷たいのに…。感謝ばっかりだよ…。