「やべ…」

俺は美愛を抱きしめた。

「美愛…。シャンプー…いい匂い」

「ふふっ…ありがとう」

「美愛の事、離せなくなるべ…」

「離さないで…?」

「ああ…」

「あたしね、柊弥となら……」

もしかして…。

「俺、となら?」

「できる…かも…。

恭聖くん言ってた。

男はそういう事したくなる生き物って…」

「恭聖が…?

俺となら、いいの…か?」

「うん…怖いけど…柊弥のこと、好きだから…。

でも、心の準備する時間ほしい…」

「それはっ…全然いいけどっ…。

嬉しい…美愛からそんな事いってくれるなんて…。
俺も、好き。大好き。

ありがとな?

明日、部屋俺ら同じにする?」

「うんっ…」