「あ!美愛と一ノ瀬くんだー!」

「彩ー!おはよー!♪」

「おはよ!朝から手つないでいちゃラブしてるねぇ」

「……っ」

「あ!蓮くんもきたようね」

あたしは蓮くんの方を見ると女子達に囲まれていた。

さすが爽やかモテ少年というやつか。

「お!おはよー!一ノ瀬と美愛と佐久間!」

「おはよ!」

「一ノ瀬と美愛はいいな〜あったかそうで。

俺なんか1人で寒いよ」

「彼女つくればいいじゃないのー。

モテるんだからっ」

「佐久間。俺は違うの。

本気で好きな人を狙うって決めたのー」

「あららーめずらしい」

「失礼ですな」

2人の会話、面白い。

「そこの4人ー!飛行機のって」

「「はーい」」

「美愛、のるぞ」

「えー!彩、美愛と乗りたかったー…。
けど仕方ないかーー…」

「彩、ごめんね…!」

「ん!いや、だいじょぶだいじょぶ!」

「んじゃあ、佐久間、俺と乗るか〜」

「えー!」

「いいからっ」

彩は蓮くんと乗るんだね。

あの2人、楽しそう。

あたしと柊弥は彩たちの前の座席だった。

「出発ですー」