「柊弥ー。図書室いこー?」

「ん。ちょっと先いってて」

「うん、わかった」

あたしは1人で図書室にむかった。

「っれ。美愛じゃん?」

「蓮くんだっ。こんな所でどうしたの?」

「あー、俺は担任にちょっと頼まれ事」

「そっか、そっか。

頭いい人は色んな人から頼りにされていいなぁっ」

蓮くんはいつもテスト、学年2位だったはず。

「一ノ瀬には入学してから1回も勝った事ねーけどなっ」

そういって笑ってた。

そうだ…。柊弥と蓮くんはライバルなんだ。

「ま、勉強でもライバル意識あいつにはもってるけど…。

他の事にも最近もつようになっちゃった♪」

「そうなんだーっ!がんばれ蓮くん!」

「せんきゅーっ。

美愛はこれから図書室行くの?」

「うん!来週のテストで赤点とったら補習だからね、

柊弥に毎日放課後、勉強教えてもらってるのっ」

「…そっか…。がんばれよ?」

「ありがと!」

「………やっぱ一ノ瀬には勝てそうにねぇのかもな…」


「なんか言った?」

「…っ、なんもっ」

「そっか、じゃああたし行くねっ」

「あぁ…。明日な」

「うん!ばいばいっ」

ガラララ