「…そういう不意打ち禁止…。
…心臓に悪い」

「うれしいくせにっーーー…んんっ!」

俺はさっきより一段と甘いのをしてやった。

「お仕置きー」

「ずるいっ…」

「俺には当分かないそうにねぇな?」

ふっ。

「いつか、キュンキュンさせてやるんだからっ…」

こっちはドキドキしてるっつの。これでも。


「美愛、俺、幸せ」

「あたしもっ」

彼女の笑顔は花火に負けないくらい輝いていた。