彼は冷めた王子様


一ノ瀬くんは寝ている。

やっぱり寝てる顔もカッコイイ…。

あたしは一ノ瀬くんが座っている隣に座る。

あたしは彼の茶色の髪に手をのばす。


パシッ

「…なにやってんの」

「あっ…ごめん…」

「ま、いーや」

「そういえば用事ってなに??」