「まだ開いてないんじゃないの?」
「ああ」
「いいの?入って」
「大丈夫だ」
何が大丈夫なのかわからないけど、俊平はここのクラブのただの客ではないのかもしれない。
初めてあったときも、2階の個室みたいなとこに勝手に入っていって救急箱も持ってきたし。
クラブの中に入ると、ガラの悪そうな人たちがいっぱいいた。
それに男の人たちばかりでちょっと躊躇してるあたしに俊平はぎゅっと引き寄せた。
その腕から“大丈夫だ”って伝わってきてる気がした。
入ってきたあたしたちに気づいた皆はさっきまでざわざわしてたのに一気に静まり返り、俊平に向かって頭をさげた。
「ああ」
「いいの?入って」
「大丈夫だ」
何が大丈夫なのかわからないけど、俊平はここのクラブのただの客ではないのかもしれない。
初めてあったときも、2階の個室みたいなとこに勝手に入っていって救急箱も持ってきたし。
クラブの中に入ると、ガラの悪そうな人たちがいっぱいいた。
それに男の人たちばかりでちょっと躊躇してるあたしに俊平はぎゅっと引き寄せた。
その腕から“大丈夫だ”って伝わってきてる気がした。
入ってきたあたしたちに気づいた皆はさっきまでざわざわしてたのに一気に静まり返り、俊平に向かって頭をさげた。