翌日、学校へ行くなりクラスの女の子にトイレへと呼び出された。




「昨日オザワ君とふたりでどこいったの?」




オザワ君を紹介してって言った子たちだからオザワ君の話だろうとは思ってついてきたけど、やっぱりオザワ君がらみだった。




「どこも行ってないよ。真っ直ぐ帰った」


「そんなの信じるわけないでしょ?」





それなら信じなきゃいいよ。



あたしは信じてほしいなんて思っていない。




「それにいつになったら紹介すんのよ!」


「紹介できない」


「はぁ?」




この際、はっきり断っておこう。