あたしと俊平はお墓をあとにした。



そして、あたしは嫉妬深い俊平に話出した。




「俊平、あのね」


「ん?」


「あたしとタクミさんはそんなんじゃないよ」




俊平は意味がわからないと言った表情であたしをみてくる。



と言うより、睨んでる?



もともと目付きがわるいからわかんないよ。




「タクミさんと付き合ってなんかないよ。タクミさんはあたしのことを妹みたいに大切にしてくれた」


「……そうか」




俊平はもうそれ以上何も聞いてくることはなかった。