「忘れられねぇかって聞かれたら、一生忘れられないだろうな」




胸が切り裂かれるみたいだった。



受け入れようと思ったけど、やっぱり辛いものがある。





「でも今も好きかって聞かれたら、俺が今好きなのは間違いなくお前だ」


「………」


「もし今、ナオが俺の前に現れたとしても俺はお前を選ぶ自信がある」




そう言って俊平はあたしの頭を撫でる。




「俺をここまでマジにさせたんだ、覚悟しろよ」



俊平はそう言ってあたしの唇に自分の唇を重ねてきた。



今度は素直にそれを受け入れた。