悠斗…??

心細くて怖かった,でも

手をつかんでたのは悠斗じゃなかった。

知らない高校生たち7人、3年生くらいじゃないかな?

「お前、ひとり?」

ゾッとした。そのくらいの黒い笑みを浮かべたの。

「離して!!」

わたしが反抗すると高校生はさっきの笑顔もなくなりただの不審者のような顔になった

それといっしょに手をつかんでいた力も強くなった。

「おとなしくしねーとなぐんぞ?」

壁にがんっと力任せに押し付けられて
中2女子の力じゃとてもじゃないけど
抵抗できない。

うっ…

「そろそろ始めるか??」

「俺、最近ストレス溜まってるから
髪をぐちゃぐちゃだけじゃたんねーかも笑死なせちゃったらごめんな?」

と反抗的な目を絶やさないわたしを
嘲笑った。

最低…

「美雨!!!!(ちゃん)」

諦め掛けてたわたしだけど、助けて。という文字が頭によぎった。