黒龍Ⅱ








そう言った崎沢は
笑っているのに

明らかにそれは"笑顔"じゃなくて。





YESなのか、NOなのか。



それすらも
考えられないほどに



あたしの脳は停止する。














「…お父さんと、同じ…」






小さく呟いたあたしに、







「答えは3日後、
 あの公園で聞くとしましょう。


 よく考えて下さいね」






崎沢はそれだけ言うと
スタスタとあたしの横を通り抜けて行った。