お兄ちゃんが 真剣な眼差しで あたしを見つめる。 … 「…あたしは…、 鬼神組を潰したい。 お父さんを殺した犯人を 見つけたいけど、 それよりも 鬼神組を潰すことを お父さんは望んでると思うから」 あたしも同じように お兄ちゃんを見つめる。 すると、 「…麗がしたいように すればいい。 俺はサポートするだけだ」 そう言って お兄ちゃんはまた 柔らかい笑顔を向けてくれる。