しばらくして あたしの足を止めたもの。 … 「…え…」 それは、 目の前で血を流しながら 倒れているひとりの男。 … 「…竜聖っ!!!」 急いで駆け寄ると、 「…そ、ちょ…う」 苦しそうに それでも笑顔を作る竜聖。 「…竜聖っ、」 そんな竜聖を見て、 溢れ出す涙。