それから、どうすることも出来ずに一ヶ月経った。 「最悪最低だ。」 俺は、考えるのをやめて、街の中を家へと歩く。 そういえば、美幸の家もこっちだったな。 この前、また美幸の家を探して、やっと見つけた。 ……軽くストーカーだよな、俺。 橋本は、もう家に送っていて、後は帰るだけだった。 そういえば、もうすぐ夏休みだな。 とりあえず、夏休みまでには橋本と別れなくちゃな。 瑠衣に取られる前に、美幸を迎えに行く。