周りの話題についていけない。 それで、みんなに気を使われてしまう。 なかなかクラスに溶け込めなかった。 でも、 『一条くん!○○ってアーティストの曲、良いから聴いてみて。今、すごく流行ってるんだよ。』 そんな俺が、唯一、気楽に話すことが出来たのが、橋本だった。 気の使い方が上手くて、 よく話しかけてきた。 そんな橋本の姿を見たクラスのやつらは、俺への対応を変えてくれた。 気付けば、クラスの中に自然に俺はいた。