ーー美幸。 瑠衣の声が聞こえた。 --今、幸せか? 今…… 目の前を歩く優也を見つめる。 中学の時とは違う、大きな背中。 握る手は温かくて、心も温かくなる。 今、私は幸せだよ。 ーー美幸。どうか幸せに。 瑠衣。 あなたを愛していました。 あなたと過ごした11年の月日は、一生消えない宝物。 あなたに恋をしていた私も幸せだったんだよ。 初めて愛することを教えてくれたのは瑠衣でした。 恋じゃなくて、愛を教えてくれた。 初めての愛した人は、あなただったよ。 瑠衣を心から愛していました。