「一生、愛してやるよ。」 優也も、色んなことを経験したからかな。 すごく、成長したね。 今の優也の方がかっこいいよ。 「私も一生愛してあげる。」 「当たり前。もう離してやんねぇから。」 最初に手放したのはそっちのくせに。 「ちゃんと、優也が消えた理由は話してもらうからね。」 「わかってる。」 まあでも、焦らなくてもいいよね。 だって時間は、この先何年も……ううん。何十年もあるはずだから。 三度目の正直……かな。 きっと本当に幸せになれるよね? その日、私と優也の唇が、そっと重なった。